0 / 00:00
紅葉見頃も名物「もみじの天ぷら」ピンチ 猛暑で変色や枯れてしまい食用の収穫量半減 大阪・箕面公園
字幕
24日までの3連休、関西は紅葉狩り日和となりましたが、
その美しい色づきを嘆く人も…。
いったいなぜ?
大阪で人気の紅葉スポット「箕面公園」。
色鮮やかな紅葉が見頃を迎えています。
観光客
「最高のデートスポットだなと」
「ちょうど見頃かなと。ウサギと写真を撮りに来た」
そんな中、鮮やかに赤く染まった紅葉で悩む人が…。
河鹿荘店主・上原結香里さん
「(赤色は)廃棄です。全部」
「(必要なのは)黄色くなったもみじだけですね」
そう話すのは、箕面名物「もみじの天ぷら」を販売する上原さん。
河鹿荘店主・上原結香里さん
「食用のもみじは黄色くないと、きれいなもみじの天ぷらが製造できない」
本来、食用のもみじは緑色からきれいな黄色へと色づくのですが、
今年は猛暑の影響で水分量が減るなどしたため、
黄色くならずに変色して赤色に染まったり、
すぐに枯れてしまったりしているそうです。
そのため、天ぷら用のもみじの収穫量は例年の約半分に…。
赤いもみじの場合、収穫した後に1年以上かけて行う塩漬け作業の間に赤黒くなりやすく、
出来栄えに違いが出てくると言います。
河鹿荘店主・上原結香里さん
「自分たちのもみじは箕面で育てているんですけど、猛暑に耐えれなかったので、もう極端なことを言えば箕面じゃないところ、なるべく暑くないところに植えるしかないと思いますね」