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「ガソリンの補助金が、備蓄の先食いになるのでは」 海外旅行が減ると…車の利用が増える?どうなるイラン・中東情勢
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原油不足の影響が様々なところに出ています。
原油は原材料になったり、電気・ガスなどの熱源になったり、
燃料になったりするわけですが、今回は燃料、
ガソリンを見ていきましょう。
レギュラーガソリンの価格の推移を数年単位で見てみます。
補助金が入ったときの価格の最新(全国平均)は4月20日時点で、
前の週よりも2円高い169.5円ということになりました。
あくまでも補助金が入ってこの金額が実現していて、
補助金がなければ205.0円ということになります。
これからの1週間は30.9円の補助金が入ってきます。
一時は50円だったので、少し減りましたが、
政府の目標でもある1L170円台をずっとキープしている状態です。
しかし、このままのガソリン価格だと危機感を抱いている方がいます。
「補助金が入ることで、備蓄の先食いをしてしまうのでは」
石油の卸売業者「エムシーセンター」の北原陽子社長に聞きました。
このままのガソリン価格が続くと「海外旅行を控えて国内旅行が増えれば、車の使用が増えるだろう」と。
今は円安、さらに中東にも旅行はなかなか行きにくい、
東南アジアも様々な規制があるので行きづらいとなると、
国内旅行で車の使用は増えそうだと。
北原社長は「補助金が入ることで、備蓄の先食いをしてしまうのでは」と話しています。
補助金が入ると我々消費者にとってはお値打ちになるため、
非常にありがたいことではありますが、節約意識が薄れてしまうのではないか、
普通に使ってしまうのではないかということです。
業界関係者でも同じような認識の方が多い背景には、
一向に回復しないホルムズ海峡の影響が。
ここが解決しないと原油不足・価格高騰は変わりません。
本来なら3月20日に鹿児島到着予定だったが…
ホルムズ海峡に、今どれだけのタンカーなどがいるのかを示す地図を見てみると、
サウジアラビア側に結構寄っているなという印象もあります。
これは、食料を調達するためにサウジアラビア側に行って、
食料・水を小さい船で積んで、再び戻るというようなことをしているからだと、
日本船主協会の方は教えてくれました。
この中で、以前から注目している日本関連船がいます。
本来であれば、1か月以上も前の3月20日に鹿児島に到着していたはずなんですが、
未だにこの状況が続いているんです。
イランとアメリカの交渉がうまくいかない限りは、
ホルムズ海峡は通過できません。
今後、どんな交渉に入るのか、本当に交渉するのかどうか、
皆さんが注目しています。
CBCテレビ「チャント!」2026年4月22日放送より