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FRBパウエル議長、利下げの検討を示唆 ダウ終値は8カ月半ぶりに史上最高値を更新
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アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は22日、
景気を下支えするために政策金利を引き下げる可能性を示唆しました。
パウエル議長「政策金利は、去年と比べて中立水準に近づいている。失業率や雇用関連指標が安定しているため、利下げ判断を慎重に進めることができる」
アメリカのワイオミング州で開かれている「ジャクソンホール会議」で講演したパウエル議長はこのように述べるとともに「雇用情勢が悪化するリスクが高まっている」との見方を示しました。
FRBは9月に開かれる次回のFOMC=連邦公開市場委員会で、
金融緩和再開の是非を判断する見通しで、
利下げが決まれば、去年12月以来6会合ぶりとなります。
FRBに利下げを求めてきたトランプ大統領はパウエル氏の発言について「遅過ぎる」と改めて批判しました。
一方、22日のニューヨーク株式市場はパウエル氏が利下げの可能性を示唆したことからダウ平均は大きく反発、
上げ幅は一時1000ドルに迫り終値では去年12月以来8カ月半ぶりに史上最高値を更新しました。