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「旅行中考えたくないが」観光客も困惑 南海トラフ“臨時情報”に台風接近、危険な暑さ…振り回されたお盆休み
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南海トラフ地震臨時情報や台風、危険な暑さなど、
2024年のお盆休みはいつもと少し違った雰囲気になりました。
みなさんは、お盆休みをどう過ごしましたか。
観光地で聞きました。
静岡県伊東市の伊豆シャボテン動物公園。
観光客にとっては地震や台風に振り回されたお盆休みでした。
<観光客>
「本当は都心の方を考えてたんですけどそこはやめて」
<観光客>
「旅行中は考えたくないですけど考えざるを得ない感じですかね、いまの状況だと」
「遊ぶ時には遊んで、地震があったらすぐにみんなで避難できるようにちゃんと心構えを(しています)」
一方、この夏は40℃に迫るような危険な暑さにも対策が必要でした。
<伊豆シャボテン動物公園 加藤駿一さん>
「氷です。いろいろ野菜を凍らせた」
動物園の人気者、カピバラにはこの夏から野菜や果物を凍らせたエサを与えています。
<伊豆シャボテン動物公園 加藤駿一さん>
「中のご飯が欲しいのか、意外と群がって食べてくれます。最初、チンパンジーにあげてたんですけど、おもしろそうと思ってカピバラにあげたら食べたので」
ほかにも、毎年の対策としてスプリンクラーをあちらこちらに置いています。
<伊豆シャボテン動物公園 白井悠人さん>
「今年はさらに暑くなってるのはヒシヒシと感じているんですけど、私たちも体調に気を付けながら毎年やってます。動物最優先でやらせてもらってます」
この夏は、人間にとっても危険な暑さが続きました。
浜松市内で気温が39℃を超えた週末、平均18℃の涼しさが楽しめる鍾乳洞「竜ヶ岩洞」は多くの観光客でにぎわっていました。
<観光客>
「天然の涼しいところでここに来ました」
「暑くてしんどいですね。こんなに涼しいとは思っていなかったんですけど、結構涼しくてびっくりしました」
南海トラフ地震臨時情報が発表された2024年のお盆休みでしたが、
竜ヶ岩洞では、2023年に比べ、1割ほど来園客が増えたといいます。
客足が減らないよう、SNSなどで地震の際の安全性を発信するなどしました。
<竜ヶ岩洞 足代智志所長代理>
「洞窟の中というのがそうそうには壊れることがないですよ、というのをきちんとお知らせした」
観光客も、観光施設も防災意識を高く持ちながら過ごすお盆休みになりました。