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日本への“渡航自粛呼びかけ”から約半月… 外国人に人気の観光地 岐阜・高山市への影響は?「そこまで落ち込んでいないが春節の頃の影響が心配…」
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中国政府の日本への渡航自粛の呼びかけから約半月。
東海地方の観光業への影響は出ているのでしょうか。
去年、高山市を訪れ宿泊した外国人観光客約77万人のうち、
中国本土からの観光客は2番目に多い約6万3000人。
しかし、先週末の様子を見ると、中国人観光客の姿はあまり目立たない印象です。
外国人観光客からも人気の日本酒の酒蔵では…(舩坂酒造店 鴨林周平店舗総支配人)
「(客足が)少し落ち込む時期ではあるので、そこまで落ち込んだという感じはない」
また、普段は台湾や欧米からの観光客が多いため、
今のところ、中国の渡航自粛の影響はそこまで感じられないということですが…(鴨林店舗総支配人)
「2月に向けて春節などもあって、大型連休があるので、そのときには中国のお客さんを含め、たくさんの方に来てもらえるので、その辺に影響が大きくあるのはではという心配はしています」
開業したばかりのホテルでは1組がキャンセル
ことし10月、高山市内にオープンしたばかりのホテルでは…(ホテルアマネク飛騨高山 神谷映理子支配人)
「(宿泊予約の)キャンセル希望という方もいたが、明確にその理由(渡航自粛)でというのは、今のところ1組のみ」
11月14日、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけた直後に、
中国からの4人1組の宿泊予約をキャンセルする申し出があったといいます。
今後も渡航自粛の状況が長引いた場合、こんな懸念が…(神谷支配人)
「ほかの(宿泊)施設で中国のお客さんを大量に入れている施設があると、(客が減少し)値下げをしてくると、マーケット状況が悪化するという懸念があります」