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“大阪・関西万博効果切れ?”関西で企業倒産急増 閉幕からわずか半年で関西経済に今ある“異変”が…
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開幕から1年となる大阪・関西万博。
その経済波及効果は大きかったとされていますが足元、
関西では早くも“万博効果”が切れはじめ、
倒産が急増しています。
大阪府・吉村洋文知事
「この万博によって、想定を超える大きな経済効果が生まれた」
連日、世界中から多くの人が集まり、経済波及効果は3.6兆円に上るとされている大阪・関西万博。
しかし、閉幕からわずか半年にも関わらず、
関西の経済に今、ある“異変”が…。
東京商工リサーチ
「倒産件数が2739件。負債総額が2631億800万円となりました」
民間の調査会社は7日、2025年度の関西の倒産件数が2012年度以来、
13年ぶりに2700件を超えたと発表しました。
数字の裏側で何が起きているのか…。
企業の信用調査や景気の分析を行う調査会社・東京商工リサーチ。
調査員は日々、倒産の現場を取材し、記事にしています。
東京商工リサーチ 関西支社・藤本真吾さん
「大阪市生野区の方で(企業が)倒産したのではないかと、外部から(情報提供を)いただいた」
この日、向かったのは住宅などの建築を手掛ける会社。
建設業では、資材価格の高騰や人手不足が重なり、
採算が合わず事業を断念するケースが増えているといいます。
東京商工リサーチ 関西支社・藤本真吾さん
「最近までお変わりなく?」
地域の人
「全然そんな話は聞いてない。難しいな、今の時代」
また、万博効果の”息切れ”と時を同じくして、
会社経営に暗い影を落としているのが中東情勢です。
この日の電話の相手は、プラスチックの一種「ポリウレタン」の加工会社の社長です。
東京商工リサーチ 関西支社・藤本真吾さん(企業との電話)
「4月いっぱいは大丈夫だけど、5月以降は分からないということですか」
ポリウレタンは、クッション材や包装材など、
身近な製品に欠かせない素材。
中東情勢の緊迫化を受け、原油価格が上昇し、
中小企業では原材料の確保が難しくなっています。
東京商工リサーチ 関西支社・藤本真吾さん
「手元に売るものがない、作る原料がない。こういう状況が5月以降具体化してくることを、みなさん非常に懸念している。私が伺った社長の中には、『コロナ以上に非常にまずい状況だ』とおっしゃる方もいらっしゃる」
万博効果が切れた関西に、中東情勢という新たな不安要素。
試練の時は、この先も続きそうです。