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大阪・関西万博「ウクライナ館」に展示作品 神戸の大学に贈呈 戦場で兵士使用のヘルメットも初公開
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大阪・関西万博の「ウクライナ館」に展示されていた戦時下の人々の暮らしを伝える作品の一部が、
神戸市の神戸学院大学に贈呈され、18日、
記念のセレモニーが開かれました。
神戸学院大学の「ウクライナ名誉領事館」で開かれたセレモニーには、
大阪・関西万博のウクライナ館の関係者らが参加し、
パビリオンで展示されていた16点が寄贈されました。
作品は、ウクライナの人たちが戦時下だからこそ大切にしている「日々の暮らし」を表現していて、
ロシアに侵攻されて以降も生産を続ける主力産業の大豆の加工品や銃弾を受けながらも機能し続けた防犯装置などが展示されています。
神戸学院大学・岡部芳彦教授
「ロシア軍がキーウ近郊などを占領した時に、ほんとは犯罪者の検知器だけど兵士も検知するので、先に(防犯装置を)撃つということで、銃弾の痕がのこっている」
Q:4つ穴が開いていますよね?
「そうですね、でも一部は撃たれた後も作動していた、まさにこれはウクライナの人たちのレジリエンス(困難に打ち勝つ力)の象徴としても捉えられている。戦場の現実をケースの中でも近くに感じる」
また、万博では展示されなかった戦場で兵士が実際に使用したヘルメットも、
今回初めて公開されました。
大学は一般の来場については来年1月から「予約制」で行う予定です。