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冬眠前のクマ出没増える時期 札幌の観光地でクマ目撃 専門家の調査で痕跡見つからず 公園は一時閉鎖
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札幌の観光地でクマが目撃されました。
3日午後9時すぎ、札幌市中央区の旭山記念公園で観光に来ていた人が体長およそ1.5mと1mのクマ2頭を目撃しました。
2頭は親子の可能性もあるということです。
クマはレストハウス前の自動販売機の近くにいて南西の山林に入っていったということです。
一夜明け、4日午前10時すぎから専門家らが現地調査を行いましたが、
クマの痕跡は見つからなかったということです。
札幌市は今日1日は公園を閉鎖し、明日については朝に現地を確認してから対応を決めることにしています。
旭山記念公園でクマの痕跡は見つかりませんでしたが、
これから秋に入り冬眠前のクマの出没が増える時期です。
去年1年間、道内でクマやクマの痕跡などの警察への通報件数は、
9月が724件で2番目に多く10月が609件と3番目に多いんです。
道は9月と10月を「ヒグマ注意特別期間」として注意を呼びかけています。
酪農学園大学の佐藤教授は秋に入ると冬眠を前にしたクマが木の実を探しに人間の生活圏と山の境界線まで降りてくることも多くなり、
家庭菜園や果樹園などクマの好む作物があるところは特に注意が必要だとしています。