0 / 00:00
昭和が始まって100年 ディスコ・ショッパーズ・大阪万博 福岡の街で聞いた「思い出」
字幕
4月29日は祝日「昭和の日」です。
昭和が始まってからことしで100年、街の人たちに昭和の思い出を聞きました。
北九州市門司区で29日、「子どもまつり」が開かれました。
多くの人でにぎわう会場の一角では、地元の高校生が「おはぎ」を販売していました。
■高校生
「ありがとうございます。」
その装いは「かっぽう着」です。
老舗の餅店が、若者に昭和の雰囲気を味わってもらおうと、
まつりに合わせて企画しました。
平成生まれの若者に、昭和のイメージを聞きました。
■敬愛高校2年・中西柚果さん(平成21年生まれ)
「今と全然違って、服装とかも違う。自分が体験したことのない世界みたいな。」
■敬愛高校2年・空閑琴音さん(平成20年生まれ)
「昭和ってレトロな感じで、あまり分からないのですが。」
生まれる20年以上前のことで、イメージが湧かない様子です。
4月29日はもともと昭和天皇の誕生日で、
その後「みどりの日」を経て2007年に「昭和の日」として制定されました。
1941年に始まった太平洋戦争。
戦後、そして高度経済成長期と大きな変化を経て、
現在の日本の基盤となった激動の時代、昭和。
その昭和が始まった1926年から、ことしで100年になります。
街の人に昭和の思い出を尋ねました。
■昭和40年生まれ
「ディスコも行きましたし、みんな踊っていました。自由奔放にやりたいことやっていたなと思います。」
■昭和27年生まれ
「インベーダーゲームをしていました。一生懸命遊んで、一生懸命仕事して。」
■昭和24年生まれ
「もともと東京出身なので、申し訳ないけど、福岡がすごく田舎に感じました。なにもないんだなって。(福岡に来たのは)ショッパーズができた年です。初めてショッパーズに行って、ここだけが東京っぽいなと。新婚だったので初めてのフライパンを買いました。」
田舎と思われていた福岡の街並みも開発が進み、
街の様子は大きく様変わりしています。
こちらの男性が昭和の思い出として挙げたのは、
50年前の大阪万博についてです。
■昭和16年生まれ
「その時代、それはなんだろうってやつが、その後、実際に使われているじゃないですか。」
現在、大阪・夢洲(ゆめしま)で行われている大阪・関西万博については。
■昭和16年生まれ
「今回は孫が行くというから、絶対に行ってこいと。自分の知らないものを見ておきなさいと。」
自身は広い会場を回るのは年齢的にも厳しいと諦め、
孫に最先端技術に触れるよう伝えたということです。
平成、令和へと時代が移り変わり37年。
街には様々な昭和の思い出がありました。