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奈良公園に40年ぶりに『ごみ箱』設置 外国人観光客増でポイ捨ても増加 “シカが漁らない”最新型を2000万円近くかけて試験導入 (2025年1月10日)
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「ごみは持ち帰り」が原則の奈良公園で、
40年ぶりにごみ箱が設置されました。
そのわけとは?
寒空の下、1月10日も多くの観光客が集まる奈良公園。
お目当ては、シカたちです。
「(Qかわいいですか?)メッチャカワイイ!」
「写真をとりました。おじぎしているよ」
大人気のシカを守るため、奈良県が10日、
公園前に設置したのが、“AI搭載の最新型のごみ箱”です。
その名も「スマートごみ箱」。
中のゴミを自動で約5分の1にまで圧縮してくれる上に、
回収のタイミングをセンサーが知らせてくれます。
太陽光で動くため充電の心配もありません。
実は奈良公園にはここ40年ほど、ごみ箱があえて置かれていませんでした。
理由は、シカがごみを漁って食べてしまうから。
しかし近年、外国人観光客が増えるとともにごみのポイ捨ても増加。
死んだシカの胃からごみが見つかる事例が複数報告されていたのです。
そこで県は2000万円近くをかけて“シカが漁らないごみ箱”を試験導入しました。
スマートごみ箱はレバーをひかないと開かず、
シカに倒される心配もないということです。
(奈良県 竹田博康観光局長)「いろんな方がこの環境を守るというメッセージをおくりたい。ごみ箱の設置でインバウンドの方にも理解していただきたいと思っています」
設置期間は約1か月で、効果があれば継続も検討するということです。
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