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イルミネーションが冬の風物詩となった理由は 気象予報士が解説 クリスマスイブは大きめの傘を
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12月24日はクリスマスイブです。
この時期はイルミネーションで街が光にあふれてきらびやかになりますが、
イルミネーションが冬の風物詩となった理由をご存じでしょうか。
今回のお天気メモはこちらです。
『イルミネーションが冬の風物詩となった理由とは』
理由は様々ありますが、実はお天気の面から見ても、
イルミネーションを冬の時期に行うことはとても理にかなっているんです。
理由の1つ目は、日没が早く、暗い時間が長いからです。
福岡市で一年で最も遅い日没は、6月26日から7月3日の午後7時33分です。
一方、最も早い日没は、11月30日から12月9日の午後5時10分です。
最大で2時間半ほどの差があり、冬場は早くそして長くイルミネーションを楽しむことができます。
例えば博多駅のイルミネーションの点灯時間は午後5時ですので、
まさにちょうど暗くなってくる時間から点灯されるんです。
もう1つの理由は、冬は空気が乾燥しており澄んでいるからです。
春は花粉や黄砂、秋も黄砂が飛び、空気が霞む日が多くあります。
夏は湿度が高く空気中に水分が多いので、
風景がぼんやりと見えます。
一方、冬は風が強いのでちりやほこりが少なく、
湿度が低いので、空気中の水分も少なく見通しがよくなるんです。
その分、イルミネーションもきれいに見えるようになります。
ただ、24日のクリスマスイブはあいにくの雨の予想で、
イルミネーションは23日夜が一番きれいに見られそうです。