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愛知県産アサリの激減続く 水質浄化が逆に災い、潮干狩りも相次ぎ中止 再生の切り札は“すいかアサリ” (26/04/13 17:40)
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かつて漁獲量全国一を誇っていた愛知県産のアサリ。
しかし近年は不漁が続いています。
今年の潮干狩りはどうなるのでしょうか。
春に旬を迎えるアサリ。
愛知県田原市はアサリの一大産地で、今出荷の最盛期を迎えています。
「今年は大粒のいいものが育っている」
(渥美漁業協同組合 販売担当理事 中川信久さん)
しかし、20年連続で全国一だった愛知県のアサリ漁獲量は減少傾向で、
2024年には北海道に次いで2位に転落。
アサリが減少したワケは…。
「海の栄養素が激減している」
(中川さん)
これまで国や愛知県などは、海をきれいにするため、
海に流す排水の窒素やリンの量を規制してきました。
しかしその影響で、アサリのエサとなるプランクトンが減り過ぎてしまったことで、
アサリの数も減ってしまっているそうです。
こうした声を受け、愛知県は3月に三河湾の水質環境基準を緩和することを決めました。
「自然の流れなので、どうなるかは数年みてみないとわからないが、期待はしている」
(中川さん)
潮干狩り場も中止が続く
アサリといえばこれからのシーズン、「潮干狩り」が楽しみですが…。
田原市の白谷潮干狩り場では、アサリの稚貝が育たないことなどから、
7年連続で潮干狩りの中止を決めたといいます。
「アサリのない状態で無理に開催してもお客さんに失礼。確保できない以上、再開は無理」
(中川さん)
切り札の「すいかアサリ」とは?
苦境が続く愛知のアサリ。
復活の切り札として注目されているのが、
天然のアサリを栄養豊富な三河湾の海の中に吊るし、
1カ月以上養殖した「渥美垂下あさり」。
貝の中に砂がほとんど入らないため、「砂抜きいらず」。
海の中のプランクトンをたくさん食べて、
身は大粒に。
加熱してもあまり縮まず、ぷりぷりと肉厚なのが特長です。
「垂下アサリに限らず、天然アサリの漁場整備などいろいろなことを試みているが、なかなかすぐに成果につながらない。今後どうアサリを確保していくのか、1つの課題になっていくと思う」
(中川さん)
愛知で潮干狩りができるのは…?
愛知県内では、田原市の白谷潮干狩り場以外にも、
潮干狩りの開催を中止したところがあります。
愛知県などによりますと、南知多町の山田海岸は今年初めて中止。
常滑市の坂井海岸は約10年前から中止。
美浜町の上野間海岸も10年前から中止されています。
美浜町の河和口海岸も2024年から中止されていて、
今後も開催の予定はないとのことです。
一方で、西尾市の東はず海岸・前島や、蒲郡市の竹島海岸などでは潮干狩りを開催する予定です。
詳しくは、愛知県のホームページに掲載されています。