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顔が白くなればなるほど豊作 300年以上続く「おしろい祭り」来年の予想は? 福岡
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福岡県朝倉市の神社で2日、300年以上続くと伝わる「おしろい祭り」が豪快に行われました。
顔に塗ったおしろいのつき具合で、来年の豊作を占う伝統行事です。
福岡県朝倉市杷木大山(はきおおやま)の大山祇(おおやまずみ)神社で行われたのは「おしろい祭り」です。
ことし1年の収穫に感謝し来年の五穀豊穣を祈願する神事のあと、
宮司や氏子たちにお神酒が振る舞われました。
氏子たちの頬が赤くなってきた頃に登場するのが、
おしろいです。
地元で収穫された新米を粉にして水で溶いたものです。
おしろいは宮司から塗っていく習わしです。
大山祇神社には女性の神が祭られていて、
その神が化粧することにちなんで、おしろいを塗るようになったと伝わっています。
氏子たちは誰か分からなくなるほど、おしろいを塗られます。
顔が白くなればなるほど、来年は豊作だと信じられているからです。
■氏子
「来年も豊作!」
「来年も楽しい1年でしょうね。いっぱい塗られて楽しい。」
FBSの平山記者も特別に参加しました。
■平山翼記者
「うわ、冷たい!ねっちょりしていますね。この御利益を会社に持ち帰りたい、家にも持って帰りたいと思います。」
気になる来年の予想は。
■大山祇神社・神坂貞和 宮司
「ことしもつきがいいと思います。皆さんでことしもこうやって楽しく祭りをすることができて、来年はいい年になるのではと思っています。」
おしろいは、すぐに落とすと御利益がなくなるといわれていて、
氏子たちは真っ白な顔のままでそれぞれの家に帰っていきました。
来年もいい年になりますように。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年12月2日午後5時すぎ放送