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観光列車「はなあかり」初の京都-三重プラン!狙いは赤字路線の活性化(2025年11月12日)
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観光列車で三重の旅。
JRの新プランの狙いは?
JR西日本の豪華観光列車「はなあかり」。
時期によって運行エリアが変わる列車で、
12月下旬までの土日は「敦賀」と「城崎温泉」間を走りますが、
この秋、初めて京都から三重に行くプランを、
実験的に実施します。
忍者の里で有名な伊賀市内の観光や伊賀牛が出る日帰りプランで、
値段は1人3万2800~(※おとな・こども同額)ですが、
すでに全日程完売の人気ぶりです。
今回、三重県プランを出した狙いとは?「はなあかり」が走る関西本線の加茂-亀山間は、
年間の赤字額が約18億4000万円のいわゆる赤字路線で、
利用者は1日1000人未満と、維持が厳しい状況です。
(乗客)「1時間に1本だと乗る機会が(限られる)。1時間に2本くらいあれば交通の便として使いやすいかもしれないけど」
(乗客)「高校生、大学生で利用される人は多いので必要路線だろうなとは思います」
周囲にはライバル・近鉄特急のほか、自動車道・名阪国道もあり、
関西本線の今後を沿線地域と議論する中で、
人気の高い「はなあかり」に白羽の矢が立ちました。
JR西日本などは、通勤・通学などの定期利用は確保しつつ、
観光利用で赤字路線の活路を見出したい狙いがあるようです。