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観光スポットで広がる「二重価格」 竹島水族館は市民と市外の客に2倍以上の差 その事情は (26/05/01 13:53)
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ゴールデンウイークでお出かけする人も多いと思いますが、
観光地では外国人観光客などと地元の住民で差をつける「二重価格」の導入が進んでいます。
愛知県でも二重価格を導入している施設があります。
アシカショーが大人気の竹島水族館(蒲郡市)です。
蒲郡市の竹島水族館は、今年で70周年を迎える歴史ある水族館です。
2024年に大規模リニューアルして、このゴールデンウィークも客足は好調。
「チケット売り場の案内を見ると、入館料は蒲郡市民が500円なのに対し、市外の人は1200円となっています」
(石神愛子アナウンサー)
水族館では、市民と市外から来た人で入館料に2倍以上の差が。
導入の経緯を市に聞くと…。
「おおむね全国平均2.4~2.5倍に上がっているのを参考に設定した」
(蒲郡市 観光まちづくり課 鈴木隆夫さん)
市営から民間運営に
かつては市営だった水族館。
入館料は一律500円と、条例で定めていました。
しかし、現在は運営を民間業者が担っています。
動物たちのエサ代や電気代を確保するため、
値上げをせざるをえない状況に。
市は条例を改正し、入館料の上限を1200円に引き上げましたが…。
「昔からワンコインで入れるという、地域から愛される水族館を維持し続けたい思いから、500円で市民が入られる設定にした」
(鈴木さん)
「市民サービス」
で市民の料金は据え置き
市民サービスを維持するという観点から、
市と運営会社が話し合い、市民の価格については500円の「据え置き」という形に落ち着きました。
運営を担う小林龍二館長は、この“二重価格”がうまれてしまった状況について…。
「地元に支えられて育ってきた水族館だし、これからも市民にも利用してもらい、愛されて支えてもらいたかったので、少し変えて価格を設定した」
(竹島水族館 小林龍二館長)
その上で、価格を抑えるための努力も続けたいといいます。
「もっと職員の中で効率化を図ったり、人数を減らしつつもうまく飼育したり、そういうことをいろいろ考えて1200円より価格を落として楽しんでもらう工夫も考えている」
(小林館長)
市外から来た客はどう思う?
市民の2倍以上の料金を払う市外からの観光客も、
おおむねその状況を受け入れているようです。
「この展示内容で1200円はいいかな。ほかの水族館でもっと高いところを見たことがあるので」
(稲沢市から)
「来るたびに新しいものが見られて、展示方法も変わっているので楽しい」
(岡崎市から)
「エサ代も上がっているだろうし、1200円でもいいかなと」
(岡崎市から)
蒲郡市によりますと、二重価格の設定によるクレームや、
入館者数の減少は今のところみられないということです。