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タクシー不足解消へ "ライドシェア"実証実験 冬季間の温泉街やスキー場への移動に 北海道洞爺湖町
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胆振の洞爺湖町では、繁忙期のタクシー不足解消のため、
一般のドライバーが乗客を運ぶライドシェアの実証実験がはじまりました。
■洞爺湖町 下道英明町長「洞爺湖町役場までお願いします。
行ってきます」
温泉街を抱える洞爺湖町の課題が夜のタクシー不足です。
日中は最大8台が運行していますが、午後7時をすぎると1台のみです。
そこで町が始めたのが一般の人が運転するライドシェア。
きのう(1日)から始まった実証実験では、
空白を埋める午後7時から午前0時の間に営業します。
JR洞爺駅から6キロほど離れた温泉街への移動や、
冬にはニセコなどのスキー場からの移動も見込んでいます。
■洞爺湖町 下道英明町長「有数な温泉街ですので飲食店、飲み屋街に移動するにしても10時、11時に足がない年末年始にかけての需要に対し、まずは実証実験で対応していきたい」
予約や支払いは、発着場所も指定できる「GOアプリ」を使います。
町は2台の乗用車を用意し、運転手18人のうち9人は役場の職員です。
町はライドシェアのために職員が副業することを許可しました。
■洞爺湖町 下道英明町長「応募してくれた職員に対しては、地域の実情、冬場の実情、直接町民の声を聞くっていう点でも非常に有効なのかな。」
さらに、ライドシェアの運営管理を担う明星自動車は今月17日からタクシー2台を増やします。
午後1時までに営業時間を拡大して、冬の需要に応じる態勢です。
実証実験は来年2月15日までです。